腸活とは?腸活を習慣にすべきメリットと腸が喜ぶ5つの法則

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腸は植物でいうと、いわば根の部分。

つまり腸が悪くなると体のバランスが崩れ全身に影響していきます。

例えば…

肌荒れ
だるさ・疲れやすい
むくみ
代謝が悪い・痩せにくい
すぐ風邪をひく
憂鬱・やる気が出ない
ちょっとの事でイライラする

あなたはこんなことが気になった事はありませんか?

その原因、もしかしたら“腸”かもしれません。

腸は独立した神経細胞をもっていて“第2の脳”と言われています。

臓器の中で唯一、脳のように考えて動くことができるのです。

脳からの指示がなくても内蔵を動かすことができるので臓器の司令塔ともいえます。

また、人が誕生するとき体の中で最初にできるのは腸。

そして最後まで活動し続けるのも腸なのです。

亡くなった時の時間は腸内温度で調べたりもするそうです。

そして腸は体の中で最も大きい臓器。

人が健康に生活していく上で、腸の働きを気にする事はとてもとても重要なのです。

そこで、腸では一体どんな働きがされているのか、どんな事で腸の老化を早めてしまうのか、腸をキレイに保つ方法などをまとめてみました。

腸の働きとは

腸内細菌が健康の根本を支えている!

腸の長さは小腸大腸合わせて約6メートルほど。

腸の中には600~1000兆ものバクテリア(細菌)が棲んでいます。

重さにするとおよそ1.5㎏~2㎏。

この莫大のようにいる腸内細菌たちは、腸の中にお花畑のように生息していることから“腸内フローラ”と呼ばれています。

この“腸内フローラ”という言葉、最近よく耳にする方も多いのではないでしょうか?

今注目されているこの腸内フローラは次のような多くの働きをしているのです。

・病原菌の侵入を防ぐ
・食物の消化吸収
・有害物質(農薬・添加物・発がん性物質、放射能など)を分解
・免疫細胞の7割を作成
・必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルといった栄養素の生成
・ドーパミン(快感・意欲・運動調節ホルモン)やセロトニン(幸せホルモン)の合成
・神経伝達物質の産生を助け、神経系や大脳活動を調整する
・腸管運動を調節し下痢や便秘を予防す・脂質代謝や酵素を活性化
・短鎖脂肪酸をつくりだしエネルギーを供給する

現在の研究で分かっていることだけでも、こんなにたくさんの活動を担っていることが分かります。

ですが、この腸内細菌たちも常にいつもこのような働きができるとは限りません。

腸内細菌は日々変化する! 腸内細菌はバランスが大事!

腸内細菌は大きく分けて3種類の善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分かれます。

善玉菌は身体の健康にとって有益な様々な働きをし、代表的な菌だとビフィズス菌や乳酸菌があります。

悪玉菌は反対に病気の引き金にもなる悪い影響を及ぼすとされ、代表的なものだとブドウ菌やウェルシュ菌。

日和見菌は健康な時は大人しくしていますが悪玉菌の割合が優勢になると悪さをするという、状況次第で良い働きも悪い働きもする菌です。

この3種類の菌のバランスは、善玉菌20%、悪玉菌10%、その他70%が日和見菌という、悪玉菌よりも善玉菌の方が優勢な状態が健康といえます。

【理想の割合】善玉菌 2 : 1 悪玉菌

悪玉菌にも役割があるので全く存在しないと体に悪い影響がでてきます。

ですが、悪玉菌の割合が優勢に傾いてしまうと、善玉菌の働きを阻害し有害物質を作り出すことで“腸の老化”を早め、体のバランスがどんどんと悪化していくことになります。

ではこの悪玉菌が増えてしまう時はどうな時なのでしょうか。

腸が汚れる原因 恐怖の腸老化

腸老化3つの原因

生活習慣の乱れ

・食事リズム・栄養バランスの乱れ

・インスタント食品、お菓子やジュース類に多く含まれる糖質の摂取

・食品添加物の多量摂取

・寝不足

肉中心の食事

タンパク質の消化には時間がかかります。

お肉の食べ過ぎは消化が追い付かず、消化不良となったものが腐敗物として腸に蓄積し悪玉菌を増やしてしまいます。

ストレス

腸は内臓の中でも精神の影響を受けやすいところ。

ストレスが溜まると腸内の抵抗力が弱り悪玉菌が繁殖しやすくなります。

悪玉菌が増えると…
便秘・ガス溜まり
肌荒れ
免疫力の低下
発がん率の上昇
体臭が強くなる
太る
怒りっぽくなる
うつ病になる
などの様々な症状が出て、腸老化から全身の老化へと繋がっていきます。

少しでも体の不調や老化を感じたら、腸内環境を気にしてみてください!

腸が喜ぶ5つの法則

発酵食品を摂る

発酵食品は善玉菌を増やしてくれる効果があります。

《主な食材》チーズ、納豆、キムチ、味噌、麹、醤油、漬物、酢、酵素、ヨーグルト

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オリゴ糖を摂る

オリゴ糖は善玉菌のエサとなり活動を活発にしてくれます。

オリゴ糖は他の糖類とは異なり胃や腸で消化されずに大腸まで届き善玉菌の栄養源となってくれる成分です。

《主な食材》玉ねぎ、ごぼう、アスパラ、ねぎ等の野菜、豆類、バナナ、牛乳、蜂蜜

食物繊維を摂る

食物繊維には2種類あります。

それぞれ特徴と効果が違うのでバランスよくとることが大事です。

【水溶性食物繊維】

腸の中の有害物質を吸着して排泄する効果。

血糖値の上昇を抑えてくれます。

《主な食材》昆布、わかめ、コンニャク、寒天、果物、里芋、大麦、オーツ麦

【不溶性食物繊維】

水分を吸収して便のかさ増しをし、腸壁を刺激して蠕動運動を促す効果。

便通を助けてくれます。

《主な食材》野菜、穀物、豆類、キノコ、海藻、イモ類、ゴボウ、もち麦 など

※不溶性食物繊維をとる時は水分も多く取るようにしましょう。

適度な運動をする

ウォーキングなどの軽い運動はストレスを解消できるうえ、便通を促す効果もあります。

良質な睡眠

腸がよく働くのは副交感神経が優位の時。

1日の中で一番副交感神経が優位になるのは寝ている時です。

しっかりとりラックスできる環境で睡眠をとり、腸を活性化させてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?

腸を健康にすれば、免疫力UP、代謝UP、幸せホルモンUPで好循環が生まれます。

まさに腸の健康は最高のアンチエイジング(抗老化)!

腸活こそ健康への近道です!

腸内環境は普段の食事や生活習慣で日々変化しやすいもの。

若々しさをキープし、快適な日々を送るには続けることが重要です。

ぜひ日々の生活に意識して取り入れてみてください。